セーターやカーディガンなど、ニットが手放せない季節になりましたね。
ところで、ニットを探すときや商品名に"ハイゲージ"や"5G"などの表示を目にすること、ありますよね。
"G"すなわち"ゲージ"というのは編機(生地を編む機械)の針の密度を表す単位。
1インチ(約 2.54 cm)の間に、編み針が何本あるかを表しています。
16ゲージのニットがあるとしたら、16本の針が1インチ間にあるということ。
この数字が小さいと編み目がざっくりするため、ローゲージニットとなり、対照的に大きい数字になると目が詰まりハイゲージニットと呼ばれます。
一般的に、太めの毛糸でざっくりと編んだニットはローゲージ(5ゲージ以下)、7~10ゲージはミドルゲージ、そして12ゲージ以上はハイゲージと呼ばれています。
ゲージによって、同じ素材でも見え方は全く異なってきます。
■ローゲージニット
手編みのような素朴で温かみのある風合いが魅力のローゲージニット。
網目が粗いので通気性と伸縮性に優れており、柔らかさや、カジュアルな印象が強いアイテムです。
ニットの凸凹とした編地がしっかりと感じられるので、無地でも1枚でサマになります。
¥21,000+tax/Lilly Lynque
■ミドルゲージニット
網目が残りつつも、網目もきめ細かくなったバランスの取れたミドルゲージニット。
ローゲージとハイゲージの良い点を取り入れており、厚すぎず、薄すぎない着やすい肉厚感が魅力です。
ニットらしい暖かな風合いはそのままに、目が詰まっている分ローゲージのニットよりも風を通しにくく、防寒性に優れています。
軽く、ごわつきにくいのでコートのインナーとしても重宝するアイテムです。
◆カシミヤブレンドプルオーバー(7G) ¥18,000+tax/Lilly Lynque
■ハイゲージニット
細い糸を緻密に編み込んだハイゲージニットは、生地のように柔らかで美しい光沢、艶が特徴。
ウールのニットと言うと毛足が長くてちくちくと感じたり、ゴワゴワとした肌触りを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、ハイゲージニットは滑らかな表面が魅力。
同じウールでもさらりと滑らかな着心地を体感することができます。
詰まった網目は保温性が高く、薄手であっても見た目以上に高い性能が。
また、デザイン的に網目が見えないので、上品で癖がないものが多く着回しが効く点も魅力的。
オフィスシーンでも重宝するアイテムです。
¥15,000 +tax/ Lilly Lynque
ゲージによって、表情も機能性も様々なニット。
ぜひ、ニット選びのご参考になさってくださいね。
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