夏の定番素材の綿。
その歴史は古く、メキシコでは紀元前5000年、パキスタンでは紀元前3000年の綿花が見つかっているのだとか。
日本で綿織物が発展したのは明治に入ってからですが、アパレルをはじめ、インナーウエア、タオルなどの生活雑貨、お化粧道具など生活に欠かせない繊維となっています。
近年のオーガニック志向の高まりから、布ナプキンなどでも使われていますね。
綿の特徴は何といっても肌触りのよさ。
綿の繊維を顕微鏡で見てみると、先端が丸みを帯びているので、柔らかくて肌触りが良いんです。
また、植物繊維なので、水分の吸水・発散性に優れ、さらりと快適な状態をキープしてくれるのも着心地のよさにつながっています。
そんな最も身近な素材である綿のなかでも、
服好きさんが選ぶ【スビン】という綿の名前を聞いたことはあるでしょうか?
それは、宝石の綿とも言われる、インド綿の最高級コットンSUVIN綿。
セントビンセント島産の海島綿とインド在来種の長繊維綿スジャータとの交配によって生み出されたSUVINは、繊維がもっとも細くしなやかな綿で、しっとりとした手触りが特長です。
その生育には、気候や土壌など多くの条件が必要なため、インド・デカン高原南部のタミル・ナードゥ州の限られた農家だけで栽培されています。
LOTUS SUVIN(ロータススビン)という素材
油分を多く含み、しっとりと肌に吸い付くような質感のSUVIN綿に、インドの蓮の花【ロータス】の凜とした美しさのイメージを掛けあわせて完成したのが【LOTUS SUVIN】です。
さらりとした姿なのにやわらかく心地良い。肌に触れるごとになじんでいく愛おしい素材です。
その滑らかさは「シルクのよう」と表現されることもしばしば。
このうっとりするような上品な光沢とドレープ性は、シンプルなデザインでこそ活きてくる。
モノの質がキーワードとなってきている今、マストチェックの素材です。
年齢を重ねて、いらないものをそぎ落として、心地よいシンプルな暮らしをしている、そんな憧れの「大人の女性像」に、なんだかすごくしっくりくるような気がするんですよね。
LOTUS SUVIN T-shirt ¥17,000 (Lilly Lynque)
Leggings 参考商品
Sneaker スタッフ私物 (adidas originals)
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